クラウド管理

Lysora Cloudとは?

ネットワークの設計から導入・運用までをLysora Cloudで支援

対応するLysoraネットワーク機器をクラウド上からまとめて管理するためのプラットフォームです。ゲートウェイ、スイッチ、アクセスポイントを一つのダッシュボードで扱えます。

Lysora Cloudは無料で利用できます。

機能グループを見る

Lysora Cloud の Web 管理画面。左に管理メニュー、上部にプロジェクトの切り替えとタブ、中央にゲートウェイ・スイッチ・無線機器・クライアントの接続の並び、その下に機器の一覧が表示されている。
Lysora Cloud の Web 管理画面(プロジェクトの概要)掲載画面はデモ環境の実画面をもとに、一部の名称・識別情報を公開用に加工しています。

1. Lysora Cloudが管理する範囲

「クラウド管理」という言葉は広い意味で使われます。防犯カメラを含む案件では特に、ネットワーク機器の管理と映像そのものの管理が混同されやすいため、Lysora Cloudが受け持つ範囲を最初に示します。

Lysora Cloudで管理するのは、ゲートウェイ、スイッチ、アクセスポイントといった、対応するLysoraのネットワーク機器です。ネットワークにつながるPC・POS端末・プリンターなどの業務機器は、その配下にある端末であって、Lysora Cloudの管理対象ではありません。カメラ映像や録画は、NVRやVMSなど別のシステムで管理します。

Lysora Cloudが管理する領域と、別のシステムが担当する領域
領域どこが担当するか
ネットワーク機器の管理・運用Lysora Cloudの管理対象です。ゲートウェイ、スイッチ、アクセスポイントを一つのダッシュボードで扱い、拠点をまたいで可視化・制御するものとして公開されています
ネットワークの設計支援Lysora Cloudの機能として公開されています。フロアプランや地図をもとに、機器の配置案や構成案の作成を支援します。作成されるのは検討のたたき台であり、設計の確定とは別の工程です
映像監視(カメラ映像・録画・NVR / VMS)映像や録画そのものの管理は、NVRやVMSなど別のシステムが担当します

横にスクロールして確認できます

防犯カメラの案件について、Lysoraは「カメラを収容するネットワーク側を遠隔から管理する」用途としてLysora Cloudを示しています。映像や録画そのものの管理は、NVR / VMS の選定として分けて検討します。

CLOUD LIFECYCLE

設計から導入、運用・可視化まで

Lysora Cloudが関わる範囲を、ネットワークづくりの順序に沿って示します。

  1. 01

    設計

    機器配置や構成を検討する

    Lysora Cloud の AI Designer の画面。フロアプランの上に、電波の届き方を色の違いで示したカバレッジが重ねて表示されている。
    AI Designer のカバレッジ表示

    AI Designer / AI BOM

    • フロアプランまたは地図からカバレッジを可視化
    • ゲートウェイ・スイッチ・APを含む構成案を作成

    出力されるのは検討のたたき台です。現地条件を確認したうえで確定します。

  2. 02

    導入

    初期設定やプロビジョニングを効率化する

    Lysora Cloud のアプリのシナリオ画面。シナリオ、デバイス、アップタイムの表示と、デバイス・クライアント・ネットワークの切り替えが並んでいる。
    アプリのシナリオ画面

    ゼロタッチプロビジョニング

    • 管理基盤側から初期設定を配布する
    • 計画・プロビジョニングを通して扱う

    どの機器がどの導入方式に対応するかは、製品と構成によって異なります。

  3. 03

    運用・可視化

    ネットワークの状態を可視化・把握する

    Lysora Cloud の Web 管理画面のアラーム欄。アラームが重大・標準的・軽度に分けて表示され、その下に直近のログと、プロジェクトの一覧の見出しが並んでいる。
    Web 管理画面のアラーム

    可視化・アラート・診断

    • 拠点をまたいだ可視化と制御/トポロジ表示
    • アラートによる状態把握と AI Diagnostics

    診断が示すのは原因の候補です。現地確認を置き換えるものではありません。

掲載画面内のアカウント名・プロジェクト名は公開用に伏せています。

機能グループから見る

それぞれの機能グループで、Lysora Cloudが何を扱うかを確認できます。

管理側と各拠点のあいだで行き来するもの(概念図)
管理側からLysora Cloudを介して各拠点へ初期設定を配布し、各拠点から状態やアラートの情報がLysora Cloudを介して管理側へ戻る関係を示す概念図。
  • 管理側から各拠点へ初期設定の配布
  • 各拠点から管理側へ状態の可視化・アラートの確認

図に描いた拠点の数は、扱えるサイト数や機器数を示すものではありません。上限は「9. 利用料金と、導入前に確認する項目」で確認する項目として挙げています。

2. 導入・プロビジョニング

機器を設置してから使える状態にするまでの作業を、現地作業に依存しすぎない形で扱うための機能グループです。多店舗展開のように、現地に技術担当がいない拠点が多い環境で効果が出やすい部分にあたります。

Lysoraの公開情報では、ゼロタッチプロビジョニング(zero-touch provisioning)が挙げられています。現地で1台ずつ設定を入れる代わりに、管理基盤側から初期設定を配布する考え方です。

あわせて、計画(planning)、プロビジョニング、最適化、トラブルシューティングを通して扱うことが、このプラットフォームの狙いとして示されています。

どの機器がどの導入方式に対応するかは、製品と構成によって異なります。

3. 運用・可視化

設置後に「いま何が起きているか」を把握するための機能グループです。拠点が増えるほど、この部分が運用工数を左右します。

  • 拠点をまたいだ機器とネットワークの可視化と制御
  • リアルタイムのトポロジ表示
  • アラートによる状態把握
  • 自動化されたトラブルシューティング

Lysoraの公開情報では、有線・無線・ゲートウェイの問題を診断する機能として「AI Diagnostics」が挙げられています。

このうちリアルタイムのトポロジ表示は、Lysoraが業種別ソリューションのページで示している構成例に含まれるものです。

診断機能が示すのは原因の候補です。配線、電源、回線側、上位機器といった現地確認が必要な要素を置き換えるものではありません。

4. 複数拠点とアクセスの管理

拠点数が増えると、機器を1台ずつ個別に見る運用は成り立たなくなります。Lysoraの公開情報では、拠点やプロジェクトというまとまりで扱う方向が示されています。

Lysora Cloud の Web 管理画面。ネットワークの設定画面に、既定のVLANの設定項目と、ゲートウェイからスイッチへつながる機器の接続図が表示されている。
Lysora Cloud の Web 管理画面(ネットワークの構成とトポロジ)掲載画面はデモ環境の実画面をもとに、一部の名称・識別情報を公開用に加工しています。
  • 複数拠点をまたいだ一元的な管理
  • プロジェクト単位での管理
  • 対応ゲートウェイでのキャプティブポータル(ゲスト向けアクセス)
  • 対応機器の構成としてのVLAN分離とロールベースのアクセス制御

Lysoraは、複数拠点の管理とプロジェクト単位の管理を Lysora Cloud の機能として動画で示しています。

ここに挙げた機能のうち、どれが実際に効いてくるかは導入先の環境によって変わります。オフィスと店舗・多店舗展開は、Lysoraがソリューションとして構成例を公開している文脈にあたり、それぞれの環境で先に決めることは別のページで整理しています。

キャプティブポータルやVLAN分離は、Lysoraが業種別ソリューションで示している構成例に含まれるもので、対応する機器側の機能として説明されています。製品・構成によって利用できる機能が異なります。

5. 自動化・最適化

無線の通信品質は、周囲の電波状況によって変わります。この変動に対して自動的に調整を行う考え方が自己組織化ネットワーク(SON: Self-Organizing Network)です。

Lysoraの公開情報では、自己組織化ネットワーク(self-organizing networks)と最適化(optimization)が、プラットフォームの特徴として挙げられています。

自動調整の対象になるパラメータとその範囲は、機種によって異なります。また、自動調整は設置台数や設置位置そのものの不足を補うものではありません。必要なカバレッジが取れていない環境では、まず配置の見直しが先になります。

6. 設計支援

Lysoraの公開情報では、ネットワーク設計を支援する機能として次が挙げられています。

公開されている設計支援機能
機能公開されている内容
AI Designerフロアプランをアップロードするか地図を用いて、アクセスポイントとブリッジのカバレッジを可視化する
AI BOMゲートウェイ、スイッチ、アクセスポイントを含むネットワーク構成案を作成する

横にスクロールして確認できます

これらは、検討の初期段階で「おおよそ何がどこにいくつ必要か」の見当をつけるためのものです。図面情報から機械的に導かれる案であるため、現地の条件が反映されているわけではありません。

設計支援機能が出力するのは検討のたたき台です。建物構造、什器や設置物の配置、既存の電波環境、既存配線、電源、運用条件を現地で確認したうえで確定するのが実際の設計であり、自動生成された案がそのまま最終的な設計になるわけではありません。

7. 防犯カメラのネットワークとの関係

防犯カメラの案件では、カメラそのものとは別に、カメラを収容するネットワークが必要になります。

PoE給電、帯域、VLAN、配線距離といった条件は、カメラ側の仕様とは別に整理する必要があります。この部分は、カメラのメーカーや機種が決まる前でも検討を進められる領域です。

Lysoraは、防犯カメラ向けのソリューションとして、カメラを収容するネットワーク側を遠隔から管理する用途を示しています。この構成では、Lysoraのネットワーク機器がLysora Cloudの管理対象になります。

Lysora Cloudの管理対象になるのはネットワーク機器です。カメラ映像・録画・NVR・VMSの管理は、映像システム側で行います。

8. 全体像

運用側の全体像と、設計支援側の全体像は、別のものとして捉えたほうが混乱がありません。

Lysora Cloud と拠点の関係を示す概念図。管理者がLysora Cloudを介して複数の拠点を扱い、各拠点ではゲートウェイ・スイッチ・アクセスポイントがLysora Cloudの管理対象として示されている。その下にはネットワーク配下の端末・業務機器が並び、防犯カメラとNVR / VMS は映像・録画管理として区別して示されている。
Lysora Cloud と対応するネットワーク機器、ネットワーク配下の端末・業務機器との関係

複数拠点の機器を一つの管理基盤で扱う(運用側)

  1. 各拠点の対応機器拠点A/拠点B/拠点C
  2. Lysora Cloud
  3. 管理側で扱えること状態の可視化/拠点をまたいだ管理/アラートの確認

管理対象になるのは、Lysora Cloudに対応するネットワーク機器です。対応範囲は機種と構成によって異なります。

設計支援機能の位置づけ(検討側)

  1. フロアプラン/プロジェクト情報
  2. 設計支援機能(AI Designer・AI BOM)
  3. 配置案・構成案
  4. 人による検証と確定

最後の「人による検証と確定」は省略できません。設計支援機能の出力は、この検証の入力として使うものです。

9. 利用料金と、導入前に確認する項目

日本国内での利用料金は次のとおりです。

Lysora Cloudは無料で利用できます。

構成が決まった段階で確認する項目

  • 扱えるサイト数、機器数、管理者アカウント数の上限
  • 管理画面の表示言語
  • サポートの範囲
  • クラウド側が利用できない状態になったときの機器の動作

導入を検討される際は、テクリアスまでお問い合わせください。

次に進める先

機器側のカテゴリから確認する場合と、導入について相談する場合で、進む先が分かれます。

管理する拠点数と機器の構成を添えてお問い合わせください。

Lysora Cloudの導入について相談する

Lysora:製品カテゴリとブランドの概要Lysora Cloudの管理対象となるネットワーク機器のカテゴリと、検討時に先に整理しておきたい条件をまとめています。