導入シーン

オフィスのネットワークをLysoraで構成する場合、どこを見る?

窓際のデスクで作業する社員と、ガラス間仕切りの会議スペースがあるオフィスのイメージ
オフィスの利用シーンのイメージ

Lysoraは、ルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントとLysora Cloudを組み合わせて、オフィスのネットワークを構成するための選択肢です。端末数、無線でカバーする範囲、来客向けのアクセス、設置後の運用方法などに合わせて、必要な製品を選びます。テクリアスはLysora製品の代理店です。

ネットワークを考える前に確認したいこと

機器を比較する前に、次の5点を確認します。

  1. 利用規模同時に接続する端末の数と種類(据置の業務端末、ノートPC、スマートフォン、IP電話、複合機など)
  2. 空間対象となる面積とフロア数、フロアをまたいで移動しながら使う端末があるか
  3. 利用者来客用のアクセスを提供するか、提供する場合に社内側とどこまで分けるか
  4. 接続有線でつなぐものと無線でつなぐものの役割分担、回線の本数と契約条件、拠点間の接続が必要かどうか
  5. 運用設置後に誰が変更作業と障害の一次切り分けを行うか、現地に行けるか

オフィス構成を考える3つの視点

次の条件が決まっていると、製品カテゴリのどれが必要か、管理基盤が効いてくる場面があるかを判断しやすくなります。逆に、これらが未確定のままだと、機器の仕様を比較しても結論が出ません。

執務席とガラス間仕切りの会議室があるオフィス空間に、天井に設置したアクセスポイントと、そこから広がる無線の範囲をイメージとして重ねた図
  • 端末と接続

    • 端末の数と種類
    • 有線・無線の役割分担
  • 空間と利用

    • 面積・フロア・移動
    • 来客用アクセスと社内側の分離
  • 回線と運用

    • 回線・拠点間接続
    • 誰が変更・一次切り分けを行うか

同じ在籍人数でも、同時利用の実態、フロア構成、既存の配線と電源の条件によって必要な構成は変わります。在籍人数から機器の台数を直接導くことはできません。

Lysoraが関わるネットワーク領域

Lysoraが公開している製品カテゴリのうち、オフィスのネットワークに関わるのは次の部分です。どのカテゴリが必要になるかは、上で整理した条件によって変わります。

1フロアで配線が引ける規模であれば、ルーターとスイッチ、アクセスポイントで構成が成り立つことが多く、フロアや区画が分かれるほど収容と配線の検討が増えます。ここに挙げていない製品カテゴリがオフィスで使えないという意味ではありません。オフィス向けの構成例として示されている範囲を書いています。

Lysoraがオフィス向けに示している構成例

Lysoraは、オフィス向けのソリューションページで、想定する課題とそれに対応する構成例を公開しています。ここに挙げるのは、そのページで示されている範囲です。プラットフォーム全体や、すべての製品に共通する機能として示されているものではありません。

  1. 業務アプリケーションを優先する帯域配分(QoS)

    ビデオ会議など、遅延の影響が出やすい通信を他の通信より優先して扱う考え方

    確認ポイント対応する機器と、どの単位で優先度を設定できるか。回線側の帯域そのものを増やす機能ではありません

  2. フロアをまたぐ利用を想定したカバレッジとローミング

    在席位置が固定されない使い方で、移動中の接続が切れないことを狙う設計

    確認ポイント対象機器と端末側の対応。設計としての設置台数・設置位置の検討を置き換えるものではありません

  3. VLANによる分離

    業務用の通信と来客用の通信を、同じ物理配線上で別の区画として扱う

    確認ポイント対応する機器の構成。分離した後にどの通信を許可するかは別に設計します

  4. Lysora Cloudからの、複数のオフィス・拠点と機器の管理

    拠点ごとに機器を個別に見るのではなく、一つのダッシュボードから扱う運用

    確認ポイント対象機器と構成。どこまで管理できるかはLysora Cloudの対応範囲によります

これらはLysoraがオフィス向けのソリューションとして示している構成例です。どの機器でどこまで設定できるかは、製品と構成によって異なります。検討中の構成で必要な機能が使えるかどうかは、対象機種ごとに確認が必要です。

オフィスにおけるLysora Cloudの役割

オフィスが1フロア1拠点で、変更の頻度も低い環境では、管理基盤の有無が運用に与える差は小さくなります。差が出るのは、フロアや拠点が分かれている場合と、現地に行ける人が限られている場合です。

Lysora Cloudは、対応するネットワーク機器を一つのダッシュボードで扱い、拠点をまたいで可視化と制御を行います。

  • 初期設定の配布

    現地で1台ずつ設定する代わりに、管理基盤側から初期設定を配布するゼロタッチプロビジョニング

  • 状態の把握

    機器とネットワークの状態を、拠点をまたいで可視化・制御する

  • 無線の自動調整

    自己組織化ネットワーク(SON)と最適化

  • 設計支援

    フロアプランや地図をもとに配置案・構成案を作成する。出力は検討のたたき台であり、設計の確定とは別の工程です

オフィスの端末・周辺機器、対応するネットワーク機器、Lysora Cloud、管理側と複数拠点の関係を示す概念図
ノートPCの画面として示されたLysora CloudのWeb管理画面。上部にWANからネットワーク機器へのつながりが並び、その下に複数カテゴリの機器名と接続状態が一覧で表示されている。
Lysora Cloud Web管理画面の一例Lysora Cloudの実際のWeb管理画面です。表示内容は取得時点の一例です。

利用できる機能は、対応する機器と構成によって異なります。また、自動調整は設置台数や設置位置そのものの不足を補うものではありません。カバレッジが取れていない環境では、まず配置の見直しが先になります。

構成を決めるときの確認項目

実際の構成を決める段階では、次の点が製品と構成によって変わります。

  • 必要な機器の種類と台数、設置位置(建物構造、什器の配置、既存配線と電源で変わります)
  • 区画をいくつに分け、区画をまたぐ通信をどう許可するか(分離の方針は運用側の判断です)
  • 各機能を利用できる機種の範囲と、設定できる単位
  • 既存機器を残す場合の、既存側との接続条件と設定の分担

構成の概念図

オフィスのネットワークで、それぞれの製品カテゴリがどの位置に入るかを図にすると次のようになります。

オフィスのネットワークにおける機器の位置と、ネットワーク側の管理が関わる位置
オフィスのネットワーク構成を、外部との境界・有線側の収容・端末に接続する側・ネットワーク側の管理の4つの層で示した概念図

横にスクロールして確認できます

  1. 外部との境界
    • ルーター / ゲートウェイ
      • 回線の収容
      • 区画をまたぐ通信の制御
      • 拠点間の接続が必要な場合の境界
  2. 有線側の収容
    • スイッチ(PoE給電に対応するものを含む)
      • 必要ポート数とアップリンク
      • PoEで給電する機器がある場合の総給電容量
  3. 端末に接続する側

    境界: 業務用と来客用を分ける場合は、この範囲で通信を分ける

    • アクセスポイント
      • 対象エリアと同時接続端末数
      • 設置位置と給電の取り方
      • フロアをまたぐ移動の有無
    • 有線で接続する機器
      • 据置の業務端末
      • 複合機やIP電話など常設の機器
  4. ネットワーク側の管理
    • 対応機器のクラウド管理
      • 機器とネットワークの状態の可視化
      • オフィス・拠点をまたいだ管理
      • 対応範囲は機器と構成によって異なります

この図は構成要素の並びを示すものです。すべてのオフィスにすべての要素が必要になるわけではありません。必要な機器の種類と台数、区画の数は拠点の条件によって変わります。特定の製品構成や、固定の区画構成を示す図ではありません。

日本での取扱いについて

テクリアスはLysora製品の代理店です。導入時に決めるのは次の内容です。

  • オフィスの要件に、どの製品と型番が合うか
  • 検討中の構成で必要になる製品カテゴリと機能を扱えるかどうか
  • 必要な数量と、導入を予定している時期

検討中の構成と、決まっている条件を添えてお問い合わせください。

この構成で確認する製品カテゴリ

オフィスのネットワークで関わる製品カテゴリです。

構成を考えるための技術情報

製品を選ぶ前に、構成の決め方を確認できます。

次に進める先

管理基盤の機能を先に確認する場合、店舗の構成を確認する場合、日本での取扱いを確認する場合で、進む先が分かれます。

検討中の構成と、決まっている条件を添えてお問い合わせください。

製品選定・構成についてテクリアスに相談する

Lysora Cloudとは