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Lysoraのルーターは、ネットワークのどこを担う?

日本で取り扱う1型番

Lysora LR200GSの製品画像
LR200GS

ルーターはLysoraがグローバルで展開する製品カテゴリーです。ここに写っているのは日本で取り扱う1型番で、グローバルのラインアップ全体を代表するものではありません。具体的な導入条件は「04 導入条件を確認する」で整理しています。

Lysoraのルーター(ゲートウェイ)は、インターネット回線と構内ネットワークの境界で通信を扱う製品です。回線の構成、拠点間の接続、区画をまたぐ通信の制御、遠隔からの運用など、必要な機能に合わせて機種を選びます。テクリアスはLysora製品の代理店です。

拠点全体の構成をどの順番で決めるか、複数拠点の管理方式をどう評価するかといったメーカー中立の判断手順は、技術情報側のページで扱っています。型番ごとの仕様値は、それぞれの型番ページにまとめています。

01ルーターがネットワークで担う役割

構内のネットワークは、端末に近い側からアクセスポイント、それを収容するスイッチ、そして回線側との境界に置かれるルーターという順に並びます。カテゴリとして安定して言えるのは、ルーター(ゲートウェイ)が回線側と構内側の境界、つまりネットワークのエッジを担うという点です。

一方で、構内の区画と区画のあいだの通信をどの機器で扱うかは、カテゴリでは決まりません。ルーティングとポリシー制御を境界側の機器に持たせる構成もあれば、L3スイッチやファイアウォールなど別の機器に持たせる構成もあります。どこに持たせるかはネットワーク設計の判断であり、同じ要件でも複数の構成が成り立ちます。

この区別は、症状の切り分けでも効いてきます。拠点全体が遅いという相談では、境界より内側(収容とアップリンク)が詰まっているのか、回線側が詰まっているのかで、見る場所が変わります。ルーターの入れ替えで解決するのは、境界側に原因がある場合です。

境界側で扱うことと、境界側では決まらないこと
論点境界側(ルーター / ゲートウェイ)で扱うこと境界側では決まらないこと
外部との接続回線の収容と、外向きの通信の出入り回線そのものの速度と品質
構内の区画をまたぐ通信境界側にルーティングとポリシー制御を持たせる設計であれば、区画のあいだで通す通信の方針を適用する区画をいくつ作るか。また、ルーティングとポリシー制御をどの機器に持たせるか(L3スイッチやファイアウォールを含め、設計によって変わります)
拠点間の接続拠点をまたぐ通信の境界の扱い拠点間の回線そのものの可用性
遠隔からの運用境界側の状態を遠隔から把握できるかどうか現地機器の物理的な復旧

横にスクロールして確認できます

ここに書いているのは、ルーターというカテゴリが担う役割です。回線を何本収容できるか、拠点間の接続や通信制御としてどの方式を扱えるかは機種によって異なります。また、構内の区画間のルーティングとポリシー制御を境界側の機器に持たせるかどうかは、ネットワーク設計によって変わります。カテゴリ全体に共通する仕様として読み替えないでください。

02このカテゴリで解こうとしている課題

境界側の見直しが検討されるのは、たとえば次のような状況です。いずれも、機器の仕様より先に業務側の条件が決まります。

よくある状況と、機器を比較する前に切り分けること
よくある状況先に切り分けること
回線が止まると業務も止まる止まってはいけない業務はどれか。回線を増やす必要があるか、増やす場合に切り替えの条件と切り替えに要する時間をどう見るか
来客向けの通信が社内側から届く範囲にある区画をまたぐ通信をどこで止めるか。その制御を境界側の機器に持たせるか、構内側の別の機器に持たせるかは設計によって変わる
拠点が増えるたびに現地作業が発生する拠点ごとの初期設定を誰がどこから行うか。遠隔からの運用を前提にするかどうか
外部から社内側へ接続したいという要望がある誰がどこから何に接続するのか。この要件が決まらないと、採用する方式も決まらない
夕方だけ拠点全体が遅い境界より内側(収容とアップリンク)と、回線側のどちらが詰まっているかの切り分け

横にスクロールして確認できます

03選定時に確認する条件

ルーターを評価するときに確認する条件は、次のように整理できます。複数回線の収容や拠点間の接続は、すべての構成で必要になるわけではありません。要件に含まれる場合にのみ、機種側の条件として確認します。

確認する条件と、条件付きで効いてくる場合

回線の本数と種別

何を見るか契約している回線の数と種類、将来増やす見込み

条件付きで効いてくる場合回線を複数収容する構成にする場合は、対象機種がその構成を扱えるかを確認する

回線が使えないときに続ける業務

何を見るか止めてはいけない業務と、許容できる停止時間。切り替えの条件と切り替えに要する時間

条件付きで効いてくる場合継続が必要な場合は、切り替えを行う構成と、その構成を扱える機種かどうかを確認する

区画をまたぐ通信の方針

何を見るか業務用・来客向け・設備側のあいだで、どの方向の通信を許可するか。その制御をどの機器に持たせるかは、L3スイッチやファイアウォールを含めた設計の判断になる

条件付きで効いてくる場合ルーティングとポリシー制御を境界側の機器に持たせる設計であれば、その設定を扱える機種かどうかを確認する

拠点間の接続

何を見るか拠点間で通信する必要があるか、通す範囲はどこまでか、誰がその経路を管理するか

条件付きで効いてくる場合拠点間の接続が必要な場合は、採用する方式と、対象機種がその方式を扱えるかを確認する

遠隔からの運用

何を見るか設定変更と状態の把握を誰がどこから行うか、現地に技術担当がいるか

条件付きで効いてくる場合遠隔から管理する運用にする場合は、管理基盤に対応する機種かどうかを確認する

収容する通信の量と性格

何を見るか拠点の規模、同時に流れる通信の量、外部サービスの利用状況

条件付きで効いてくる場合境界側が詰まる想定がある場合は、想定する通信量を選定条件として持ち込む

すべてのルーターが複数回線の収容や拠点間の接続を扱えるわけではありません。これらが要件に含まれる場合は、カテゴリではなく機種単位で確認する項目になります。また、回線を増やしても、切り替えに要する時間のあいだは通信が影響を受けます。

04導入条件を確認する

日本で取り扱っているルーターはLR200GSです。前の節で整理した条件のうち、日本向けの販売仕様で確認できる範囲をここにまとめます。並べているのは、この型番を続けて確認するかどうかを判断するための項目だけで、仕様の全体は型番ページにあります。

回線をどう収容するか

ネットワークインターフェース

10/100/1000BASE-Tポート × 8/SFPポート × 1

固定WANポート数

1

LAN/WANポート数

3

用途をLANまたはWANとして設定できるポートです。

最大WANポート数

4

固定WANポート1つと、LAN/WANポート3つをすべてWANに割り当てた場合の上限です。専用のWANポートが4つあるという意味ではありません。

最大LANポート数

8

固定LANポート5つと、LAN/WANポート3つをすべてLANに割り当てた場合の上限です。

インターネット接続方式

PPPoE/DHCP/固定IP

通す通信の量をどう見るか

スループット

1,000 Mbps(ターボモード)/600 Mbps(ノーマルモード)

動作条件ごとの値です。どちらか一方を条件のない最大性能として読み替えないでください。

最大同時セッション数

40,000

推奨同時接続クライアント数

200

上限値ではなく、運用上の推奨値です。

区画をどこまで分けるか

VLAN

対応

全LANインターフェースでサポートするVLANの最大数

32

遠隔からどこまで扱うか

Lysora Cloudによる管理

アプリ経由のデバイスソフトウェアアップグレード/アプリ経由のデバイス再起動/アプリ経由のリモート監視/QRコードスキャンによる自己組織化ネットワーク/クラウドベースの運用・保守/クラウド経由のアップグレード

拠点間接続の方式とその条件、ルーティングとアクセス制御の範囲、対応していない機能、電源と設置の条件は、型番ページにまとめています。ここに出している値も、回線そのものの速度と品質、有効にしている機能、実際に流れる通信の性格によって変わります。

型番ページで仕様を確認する

LR200GSの詳細な仕様値と対応範囲は、型番ページにまとめています。

テクリアスが日本国内で取り扱っている製品です(保証期間3年)。

05Lysora Cloudとの関係

Lysoraは、対応するネットワーク機器を一つのダッシュボードで扱い、拠点をまたいで可視化と制御を行う管理基盤としてLysora Cloudを公開しています。ゲートウェイは、その管理対象として挙げられている機器カテゴリの一つです。

  • 初期設定の配布:現地で1台ずつ設定する代わりに、管理基盤側から初期設定を配布するゼロタッチプロビジョニングが公開情報で挙げられています
  • 状態の把握:機器とネットワークの状態を、拠点をまたいで可視化・制御するものとして示されています
  • 設計支援:ゲートウェイ・スイッチ・アクセスポイントを含むネットワーク構成案の作成が公開されています。出力は検討のたたき台であり、設計の確定とは別の工程です

境界側の機器は拠点ごとに置かれるため、拠点が増えるほど現地作業の負荷が積み上がります。管理基盤の有無が運用に効いてくるのは、この部分です。機能グループごとの内容と出典は、Lysora Cloudのページで整理しています。

利用できる機能は、対応する機器と構成によって異なります。遠隔から扱うことを前提にする場合は、対象機種が管理基盤に対応しているかが条件になります。取り扱っている型番が管理基盤を通じて何を扱えるかは「04 導入条件を確認する」で確認できます。

06導入先による条件の違い

境界側に求められる条件は、拠点の数と、そこで止められない業務が何かによって変わります。この節では、メーカーが公開している構成例と、ブランドに依存しない設計上の確認項目を、別のものとして分けて示します。前者はLysoraのソリューションページで確認できる範囲、後者はテクリアスが一般的なネットワーク設計の観点として挙げるものです。

Lysoraのソリューションページで示されている、境界側に関わる構成例
導入先ソリューションページで示されている構成例
オフィス業務アプリケーションを優先する帯域配分、VLANによる分離、Lysora Cloudからの複数のオフィス・拠点と機器の管理
店舗・多店舗対応ルーターでの複数回線の収容と自動切り替え、対応ゲートウェイでのキャプティブポータルとバウチャーの発行、アラートによる状態把握

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上の表は、Lysoraがそれぞれのソリューションページで示している構成例の範囲です。複数回線の収容と自動切り替えは、店舗向けソリューションで対応ルーターの構成として示されているもので、ルーターというカテゴリ全体の性質ではありません。

導入先から見た、境界側の一般的な設計上の確認項目(メーカーの記載ではありません)

オフィス

回線の本数と契約条件、区画をまたいで許可する通信の方針と、その制御をどの機器に持たせるか、境界側を通る通信の量

Lysoraでオフィスネットワークを構成する

店舗・多店舗

店舗ごとの回線条件、止められない業務と許容できる停止時間、現地に技術担当がいない前提での初期設定と復旧の手順

Lysoraで店舗・多店舗のネットワークを構成する

IPカメラ(ネットワークカメラ)の収容

遠隔から映像を見る構成にするかどうか、カメラを収容するネットワーク側を遠隔から扱うかどうか。カメラそのものの選定や録画の設計は、境界側とは別の領域になります

Lysoraで構成する防犯カメラのネットワーク

07構成を決める前に整理しておくこと

カテゴリの評価軸と、実際の設計手順は別のものです。手順側はブランドに依存しないため、技術情報として別ページにまとめています。

決めることと、それをまとめているページ
決めることまとめているページ
Lysoraのルーターというカテゴリの位置づけと評価軸このページ
個々の型番が実際に持つ仕様値の全体(拠点間接続の方式、ルーティングとアクセス制御の範囲、管理方式、対応していない機能、動作条件など)型番ごとのページ
拠点全体の構成をどの順番で決めるか小規模オフィスのネットワーク構成のページ(メーカー中立)
拠点が増える場合に管理方式をどう評価するか複数拠点ネットワークの選び方のページ(メーカー中立)
区画を分けると何がどこまで実現できるかゲストWi-Fiと社内LANの分離のページ(メーカー中立)

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LR200GSの仕様だけでは、拠点全体の構成は決まりません。回線、収容、区画、運用の条件を整理したうえで、型番ページの詳細仕様とメーカー中立の技術情報を確認してください。

08日本での取扱いについて

テクリアスはLysora製品の代理店です。このカテゴリのうち、日本国内で取り扱っているのはLR200GSです。導入時に決めるのは次の内容です。

  • 上記以外の型番が必要な場合に、日本国内で取り扱えるかどうか
  • 検討中の構成(回線の本数、切り替えを行う構成、区画をまたぐ通信の制御、拠点間の接続、遠隔からの管理)が、「04 導入条件を確認する」で示した範囲に収まるかどうか
  • 必要な数量と、導入を予定している時期

検討中の構成と、決まっている条件を添えてお問い合わせください。

メーカー中立の技術情報

構成をどの順番で決めるか、拠点が増える場合に何を評価するかという判断手順は、ブランドに依存しない技術情報として別ページにまとめています。

次に進める先

境界の内側にある収容と無線から確認する場合、管理基盤の機能を確認する場合、カテゴリ全体を見渡す場合で、進む先が分かれます。

構成について相談する

検討中の構成と、決まっている条件を添えてお問い合わせください。

構成について相談する